従来型のマーケティングとPR
数年前のマーケティングにおいて、長らく広告という100%露出コントロール可能な手法が主流となっておりました。
しかし、消費者マーケットの成熟化とリフレクシィブ化により、広告効果が低くなってきており、 PRという手法に注目が集まってきております。
従来型のPRでは企業広報がステークホルダーに対しての情報発信であるIRを含め、消費者への認知向上を狙った新商品などの
ニュースリリースを一斉配信したり記者会見を行い、メディアキャラバン(情報提供)することで取材誘致や記事化することを目的にしています。
この従来型のPR活動でパブリシティを獲得するためには、自社の商品やサービスを他社と比較し、
いかに優れているかという「強み」や「ウリ」をメディアサイドに情報提供することで優位性を売り込んでいきます。
PR・パブリシティでは第三者(メディア)から情報発信されるため、 信用性が高いというメリットがある反面、
情報発信者が露出内容をコントロールすることが難しいなどデメリットもあります。
マーケティング環境と従来型PRの問題点
昨今、スマホの普及率が上がりアプリや新しいWEBメディアが増え続け、情報の入手手段が多様化してきています。
結果、情報量が膨らみすぎ、情報洪水となっているのが現状です。
消費者ニーズが多様化している現在では、従来型のPRのように自社の優位性や独自性を
主要メディアのTV、新聞、雑誌などに情報提供するだけでは、効果的なパブリシティを獲得できず、
的確に市場を捉えられなくなってきております。
経営者の真意にはパブリシティ掲載がゴールではなく、売上や集客数を上げたいという露天があり、
ただ闇雲にメディア露出を増やしても、購買行動には繋がらないという問題点がありました。
インサイトPR
課題解決型のPRではなく、顧客の深層心理を理解し仮説を立て、
自らまだ見えていない課題を創出しマーケティング戦略を構築いたします。
TV・新聞・雑誌・WEBのパブリシティを狙いつつ、
SNSでバズを起こさせることで、Share(情報共有)する環境作りを行います。
総合的に集客や購買までを視野に入れた戦略立案〜実行〜検証までを行います。
インサイトPRとは、顧客ターゲットの深層心理を理解することでまだ見えていない課題やニーズを汲み取り、仮説を立てます。
そこから商品・サービスと消費者をつなぐ「テーマ」を情報開発することでパブリシティ展開を狙うPR手法のことです。
全体的なマーケティング戦略では、商品やサービスを消費者の方へ理解させ興味を持たせるために、パブリシティを主軸にした戦略策定を行います。
いきなり商品・サービスのPR活動に入るのではなく、ワンステップ置き、ペルソナの設定から消費者インサイトの分析・仮説を行い、
話題化させる「テーマ」を情報開発いたします。
このテーマを話題化させる戦略を実施することで、世の中がザワザワし始める環境作りを行います。
これこそがプロモーション効果を加速させ、売上や集客に繋がりやすくするポイントとなります。
世間では戦略PRと言われておりますが、弊社の「インサイトPR 」では、特に消費者インサイトにフォーカスし、
情報開発することを強みにした手法となっております。
消費者購買行動理論 AISAS
AISAS(アイサス)モデルは、Attention(注意)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購買行動)、Share(情報共有)
の5段階で消費者購買行動が示されます。
スマホやタブレットなどの普及に伴いインターネットの利用率も急増しおり、購買タイミングも「いつ、どこでも、欲しいとき」に
購入することができるようになりました。情報の記憶よりも、情報の検索と共有が購入決定の重要要因になってきています。
弊社のインサイトPRでは、この消費者購買行動理論 AISASに沿った戦略の策定やPR活動を実施していきます。
インサイトPRはメディアを通じて効果的に消費者にアプローチすることが可能です!
インサイトPRフロー
インサイトPRでは具体的に、PR商材のペルソナを設定し、
ターゲット層にマッチしたメディア(TV,新聞,雑誌,WEB)の選定とメディア研究からスタートします。
並行し、基本的な事実・ニュースをまとめたニュースリリースを作成し、対象メディアにタイムリーにメディアキャラバンを行います。
その際に直接メディアにヒアリングをすることで、メディアがどんな情報を求めているのかニーズを聞き出し、
カスタマーインの考え方から情報を再構築していきます。
次にインサイトPRの肝になる情報開発は、
『消費者インサイトを分析し、仮説をたてそのニーズから逆算した切り口と、商品やサービスと消費者をつなぐテーマ』
を開発します。
まずはこのテーマの拡散を目的にパブリシティの獲得を目指し、PR活動を行うことで話題化させ、
このテーマのカテゴリーをザワつかせる空気作りを行います。空気作りができた段階で、
本当にPRしたい商品・サービスの情報をまとめ、再度メディアキャラバンを実施します。
最後に、メディア露出することで話題化した「テーマ」を直接消費者に浸透させるため、
InstagramやFacebookなどのSNSでバズに繋がるように仕掛けていきます。